朝に顔がむくむのはなぜ?原因と見分け方・受診の目安をやさしく解説

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朝起きると顔がパンパンにむくんでいる、まぶたが腫れぼったい――。こうした朝の顔のむくみは、就寝中の水分分布の変化や、前夜の食事・飲酒などの生活習慣によって起こることがあります。

朝だけ目立ち、午前中に自然と引く場合は、一時的な変化であることが少なくありません。一方、午後まで続く、繰り返す、全身に広がる、尿の変化や息苦しさなどを伴う場合は、腎臓や甲状腺などの病気が関係している可能性もあります。

本記事では、朝に顔がむくむ主な原因、生活習慣によるものと病気が関係するものの見分け方、受診の目安、相談する診療科、セルフケアについて整理します。症状や経過には個人差があるため、気になる変化がある場合は医師に相談してください。

この記事でわかること
  • 朝に顔がむくみやすい仕組み
  • 前夜の食事・飲酒・睡眠との関係
  • 病気が関係するむくみの特徴
  • 受診を検討したほうがよいサイン
  • 顔のむくみについて相談できる診療科
  • 自宅で取り組める対策と注意点

なぜ朝に顔がむくむのか

むくみ(浮腫)とは、皮膚の下などに余分な水分がたまった状態です。

体内の水分は、血管内の血液や、細胞の周囲を満たす間質液(かんしつえき)などとして存在しています。毛細血管から水分や栄養分が組織へ移動し、不要になった水分は血管やリンパ管へ回収されます。

この水分の移動と回収のバランスが崩れると、組織に水分がたまり、むくみとして現れます。

就寝中は水分が上半身にも分布しやすい

日中に立っていると、重力の影響によって水分が足のほうへ移動しやすくなります。横になって眠ると、日中に下半身へ集まっていた水分が、顔を含む上半身にも分布しやすくなります。

とくに、まぶたや目の周囲は皮膚が薄く、皮下組織がやわらかいため、わずかな水分の変化でも腫れぼったく見えやすい部位です。

起床後に体を起こし、まばたきや表情の変化、歩行などで筋肉が働くと、水分の偏りが徐々に変化します。そのため、生活習慣による軽いむくみは、午前中に自然と目立たなくなることがあります。

反対に、午後になっても残る、繰り返す、全身に広がる場合は、生活習慣以外の原因も考える必要があります。

朝の顔のむくみを招きやすい生活習慣

朝の顔の腫れぼったさは、前日の食事や飲酒、睡眠などの影響を受けることがあります。次のような習慣が関係していないか振り返ってみましょう。

前夜に塩分をとりすぎた

塩分(ナトリウム)を多くとると、体内のナトリウム濃度を調整するために水分を保持しやすくなります。その結果、翌朝に顔やまぶたのむくみが目立つことがあります。

ラーメンのスープ、漬物、加工食品、インスタント食品、塩辛いおつまみなどは、塩分が多くなりやすいため注意が必要です。

参考:World Health Organization「Sodium reduction」

飲酒量が多かった

飲酒後は、アルコールによる水分バランスの変化や、塩分の多い食事、睡眠の乱れなどが重なり、翌朝に顔のむくみが目立つことがあります。

飲酒そのものだけでなく、一緒に食べた料理や就寝時刻も振り返ることが大切です。

参考:厚生労働省 e-ヘルスネット「アルコール性肝炎と非アルコール性脂肪性肝炎」

就寝直前に多量の水分をとった

就寝直前に一度に多量の水分をとると、体質や健康状態によっては、翌朝のむくみが目立つことがあります。

ただし、むくみを避けるために必要な水分まで制限するのは適切ではありません。発汗量や体調に応じて水分をとり、一度に大量に飲むことを避けましょう。

睡眠不足や睡眠リズムの乱れがある

睡眠不足や睡眠リズムの乱れがある日は、飲食の内容や活動量などの影響も重なり、顔の腫れぼったさが目立つことがあります。

寝不足だけを原因と決めつけず、前日の塩分、飲酒、就寝時刻などをあわせて確認しましょう。

泣いた後に眠った

長時間泣いた後は、目の周囲への刺激や血流の変化によって、まぶたが一時的に腫れることがあります。目をこすることも腫れを強める原因になります。

うつ伏せや同じ向きで眠った

顔を下に向けた姿勢や、片側を下にした状態が長く続くと、朝に片側の腫れぼったさが目立つことがあります。

ただし、片側だけの腫れが強い、痛み・赤み・熱感がある、急に悪化した場合は、寝姿勢だけが原因とは限りません。

月経周期に伴う変化

女性では、月経周期に伴うホルモンの変動によって、顔や手足のむくみを感じやすくなることがあります。毎月ほぼ同じ時期に現れるかを記録すると、傾向を把握する参考になります。

注意:生活習慣を見直しても改善しない、以前より強くなった、ほかの症状を伴う場合は、生活習慣によるものと自己判断せず、医療機関への相談を検討してください。

病気が背景にあるむくみ

朝の顔のむくみの多くは、生活習慣による一時的なものです。ただし、体の不調のサインとして現れる場合もあります。

生活習慣を見直しても改善しない、午後まで続く、全身に広がる、ほかの症状を伴う場合は、腎臓や甲状腺、心臓、肝臓などの働きが関係している可能性があります。

症状だけで原因を特定することはできません。気になる変化がある場合は、尿検査や血液検査などによる評価を受けてください。

腎臓の病気

腎臓には、体内の余分な水分や塩分を尿として排出する働きがあります。腎機能が低下したり、尿にたんぱくが多く漏れたりすると、体内に水分がたまり、むくみが生じることがあります。

腎臓の病気では、まぶたや顔、足などに左右対称のむくみが現れることがあります。朝にまぶたの腫れぼったさが目立つ場合もあります。

次のような変化を伴う場合は注意が必要です。

  • 尿が泡立つ
  • 尿の量が減った
  • 尿の色が変わった
  • 血圧が高くなった
  • 短期間で体重が増えた
  • 足を含む全身がむくむ

尿に大量のたんぱくが漏れ、血液中のたんぱくが減少して強いむくみが生じる状態を、ネフローゼ症候群といいます。

血液中のアルブミンには、血管内に水分を保つ役割があります。アルブミンが減ると水分が血管の外へ移動しやすくなり、まぶたや顔、足などにむくみが現れることがあります。

ネフローゼ症候群は子どもから大人まで起こる可能性があり、尿検査や血液検査による確認が必要です。

参考:日本腎臓学会「腎臓がわるくなったときの症状」

甲状腺機能低下症

甲状腺機能低下症は、のどぼとけの下にある甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンが不足する状態です。橋本病などが原因になることがあります。

甲状腺ホルモンが不足すると全身の代謝が低下し、顔やまぶた、手足などが腫れぼったくなることがあります。

甲状腺機能低下症に伴うむくみは、指で押してもへこみが残りにくい「粘液水腫」と呼ばれるタイプがみられることがあります。皮膚がこわばったように感じる場合もあります。

次のような症状を伴うことがあります。

  • 疲れやすい
  • 体がだるい
  • 寒がりになった
  • 体重が増えた
  • 肌が乾燥する
  • 便秘が続く
  • 髪が抜けやすい
  • 声がかすれる

これらの症状が複数みられる場合は、内科や内分泌内科への相談を検討してください。

参考:日本甲状腺学会「甲状腺疾患診断ガイドライン2024」

心臓の病気

心臓のポンプ機能が低下する心不全では、血液を全身へ十分に送り出せなくなり、体内に水分がたまることがあります。

心不全によるむくみは足やすねに現れやすいものの、状態によっては全身に広がることもあります。

次のような症状を伴う場合は、早めの受診が必要です。

  • 少し動いただけで息切れする
  • 動悸がある
  • 横になると息苦しい
  • 夜中に息苦しくて目が覚める
  • 数日で体重が増えた
  • 足のむくみが強くなった

急な息苦しさ、胸の痛み、意識が遠のく感じがある場合は、救急受診を検討してください。

参考:日本循環器学会「心不全の定義」

肝臓の病気

肝硬変などによって肝臓の機能が大きく低下すると、血液中のたんぱくを作る働きが弱まったり、血液の流れが滞ったりして、むくみが生じることがあります。

肝臓の病気では、足のむくみのほか、腹部に水がたまって張る、皮膚や白目が黄色くなる、食欲が落ちるといった症状を伴うことがあります。

顔のむくみだけで肝臓病と判断することはできませんが、腹部の張りや黄疸などがある場合は、内科や消化器内科へ相談してください。

アレルギーや炎症による急な腫れ

皮膚や粘膜の深い部分に急な腫れが起こる血管性浮腫では、まぶたや唇、舌などが短時間で腫れることがあります。

原因として、食べ物、薬剤、蜂毒などが関係する場合があります。解熱鎮痛薬や一部の降圧薬が原因になることもあります。

血管性浮腫では、かゆみよりも腫れや張りが目立つ場合があります。ただし、まぶたが急に腫れる原因はアレルギーだけではありません。感染、炎症、虫刺されなどでも生じることがあります。

次のような場合は、生活習慣によるむくみと自己判断せず、医療機関へ相談してください。

  • まぶたや唇が短時間で急に腫れた
  • 片側だけ強く腫れた
  • 赤み、痛み、熱感を伴う
  • 新しい食べ物や薬の後に腫れた
  • 同じ症状を繰り返す

緊急時の注意:まぶたや唇の急な腫れに加えて、のどの詰まり、声のかすれ、息苦しさ、ゼーゼーする呼吸、意識がもうろうとするなどの症状がある場合は、アナフィラキシーや気道に及ぶ血管性浮腫の可能性があります。

ためらわず救急車(119番)を要請してください。アドレナリン自己注射薬を処方されている場合は、医師から説明された手順に従って使用してください。

参考:日本アレルギー学会「アナフィラキシー Q&A」

生活習慣によるむくみと病気を疑うサインの見分け方

朝の顔のむくみが一時的なものか、医療機関での評価が必要なものかを、自分だけで完全に判断することはできません。

ただし、次のような違いは受診を検討する際の参考になります。

項目 生活習慣によるむくみに多い傾向 病気を疑うサイン
現れる時間帯 朝に目立ち、午前中に引く 午後まで残る、一日中続く
生活習慣との関係 塩分・飲酒・睡眠などに心当たりがある 生活を見直しても続く、繰り返す
むくむ範囲 顔やまぶたが中心で軽い 足や全身にも広がる
ほかの症状 ほかの症状を伴わない 尿の変化、息切れ、動悸などを伴う
変化の仕方 日によって程度が変わる 短期間で体重が増える
起床後の経過 起床後に徐々に目立たなくなる 悪化する、以前より強くなる

とくに、次のような変化がある場合は、期間にかかわらず医療機関への相談を検討してください。

  • 午後になってもむくみが引かない
  • 同じ症状を繰り返す
  • むくみが強くなっている
  • 顔だけでなく足や全身にも広がった
  • 短期間で体重が増えた
  • 尿が泡立つ、尿量が減る、色が変わる
  • 息切れ、動悸、胸苦しさがある
  • 強い疲労感、寒がり、便秘などがある
  • 片側だけ急に腫れた
  • 赤み、痛み、熱感を伴う

ここで挙げた内容は、診断基準ではありません。迷う場合は、症状が軽いうちに医療機関へ相談してください。

受診の目安と何科を受診するか

朝の顔のむくみが一時的で、午前中に自然と引き、ほかの症状もない場合は、まず生活習慣を見直しながら経過をみる方法があります。

一方で、次のような場合は医療機関への相談を検討してください。

  • むくみが続く、または繰り返す
  • 午後になっても引かない
  • 以前より強くなった
  • 足や全身にも広がった
  • 短期間で体重が増えた
  • 尿の泡立ち、量、色に変化がある
  • 強い疲労感や寒がり、便秘がある
  • 息切れや動悸を伴う
  • 片側だけ急に腫れた
  • 赤み、痛み、熱感を伴う

症状が続いている期間だけで判断せず、悪化の程度や伴う症状も含めて受診を検討することが大切です。

迷った場合は、まず内科へ

受診する診療科に迷う場合は、まず内科に相談するのが一つの方法です。

内科では、問診や診察を通して全身の状態を確認し、必要に応じて尿検査や血液検査を行います。検査結果や症状に応じて、専門の診療科を紹介されることもあります。

症状ごとの主な相談先は、次のとおりです。

主な症状・状況 相談先の例
受診先に迷う、全身状態を確認したい 内科
尿の泡立ち、尿量の低下、腎機能の異常を指摘された 腎臓内科
寒がり、体重増加、便秘、強いだるさがある 内分泌内科、甲状腺外来
息切れ、動悸、足のむくみがある 循環器内科
腹部の張り、黄疸、食欲低下がある 消化器内科
まぶたや唇が急に腫れた 皮膚科、アレルギー科
赤み、痛み、熱感を伴うまぶたの腫れ 眼科、皮膚科

受診先は地域や医療機関の体制によって異なります。迷う場合は、かかりつけ医や地域の医療相談窓口を利用してください。

医療機関で行われることがある検査

医療機関では、症状や診察結果に応じて、次のような検査が検討されます。

  • 尿たんぱくや血尿の有無を調べる尿検査
  • クレアチニンやeGFRなどを確認する血液検査
  • 血液中のアルブミンの測定
  • 甲状腺ホルモンの検査
  • 心臓の状態を確認する血液検査や心電図
  • 必要に応じた超音波検査や画像検査

すべての人に同じ検査が行われるわけではありません。問診や診察結果に応じて、医師が必要な検査を判断します。

受診前にメモしておくと役立つこと

受診時には、むくみの出方や生活状況を整理しておくと、医師に伝えやすくなります。

  • いつから症状があるか
  • 朝だけか、午後まで続くか
  • 毎日か、ときどきか
  • 顔以外にもむくみがあるか
  • 体重が増えていないか
  • 尿の泡立ち、量、色に変化があるか
  • 息切れ、動悸、だるさなどがあるか
  • 前日の塩分、飲酒、睡眠の状況
  • 新しく飲み始めた薬があるか
  • 持病や健康診断で指摘された項目

むくんでいるときの顔をスマートフォンで撮影しておくと、受診時に状態を伝える参考になることがあります。

検査で大きな異常が確認されなかった場合も、症状が「気にしすぎ」という意味ではありません。医師と相談しながら、生活習慣を見直すための判断材料になります。

自宅でできる顔のむくみのセルフケアと予防

生活習慣が関係する朝の顔のむくみは、食事や飲酒、睡眠、活動量を見直すことで目立ちにくくなることがあります。

ただし、セルフケアは病気によるむくみを治療するものではありません。症状が続く、悪化する、ほかの症状を伴う場合は、医療機関へ相談してください。

1. 塩分をとりすぎない

塩分を多くとると、体内に水分を保持しやすくなります。前日の夕食や夜食では、次の食品をとりすぎていないか確認しましょう。

  • ラーメンやうどんなどの汁
  • 漬物
  • ハムやソーセージなどの加工食品
  • インスタント食品
  • スナック菓子
  • 塩辛いおつまみ

味付けを薄めにし、汁物はすべて飲み干さないなど、無理のない範囲で調整しましょう。

世界保健機関(WHO)は、成人の食塩摂取量を1日5g未満にすることを推奨しています。ただし、持病がある人や治療中の人は、主治医や管理栄養士から受けている指示を優先してください。

2. 飲酒量を控える

飲酒後は、水分バランスの変化、塩分の多い食事、睡眠の乱れなどが重なり、翌朝の腫れぼったさが目立つことがあります。

飲みすぎを避け、塩辛いおつまみを控えましょう。飲酒しない日を設けることも、生活習慣を見直す方法の一つです。

3. 就寝直前の大量の水分摂取を避ける

寝る直前に一度に多量の水分をとるのではなく、日中から少しずつ補給することを意識しましょう。

ただし、むくみを避けるために水分を極端に制限するのは適切ではありません。発熱、運動、暑い環境などで発汗している場合は、脱水を防ぐための水分補給が必要です。

心臓や腎臓の病気で水分量を指示されている場合は、自己判断で変更せず、医師の指示に従ってください。

4. 睡眠の時間とリズムを整える

就寝時刻と起床時刻をできるだけ一定にし、必要な睡眠時間を確保しましょう。

枕を使って頭をわずかに高くすると、朝の顔の腫れぼったさが軽く感じられる人もいます。ただし、高すぎる枕は首や肩に負担をかける場合があります。

うつ伏せ寝や、いつも同じ側を下にして眠る習慣がある場合は、寝姿勢も振り返ってみましょう。

5. 日中に適度に体を動かす

長時間同じ姿勢を続けず、歩行や軽い運動を取り入れることは、全身の健康維持に役立ちます。

デスクワークが続く場合は、定期的に立ち上がり、足首や肩をゆっくり動かしましょう。無理に激しい運動をする必要はありません。

息切れ、胸の痛み、強い動悸がある場合は、運動を始める前に医師へ相談してください。

6. 朝の腫れぼったさを一時的に和らげる

腫れが軽く、痛みや赤みなどがない場合は、冷たいタオルを短時間当てると、すっきり感じられることがあります。

強くこすったり、力を入れてマッサージしたりすることは避けてください。皮膚への刺激によって、炎症や色素沈着につながる可能性があります。

次の場合は、タオルやマッサージなどのセルフケアを行わず、医療機関へ相談してください。

  • 急に強く腫れた
  • 片側だけ腫れている
  • 痛み、赤み、熱感がある
  • 目が開けにくい
  • 視界に異常がある
  • 唇や舌も腫れている
  • 息苦しさがある

カリウムをとる際の注意

野菜や果物などに含まれるカリウムには、体内のナトリウム排出を助ける働きがあります。

ただし、腎機能が低下している人は、血液中のカリウムが高くなることがあり、摂取量の調整が必要な場合があります。サプリメントを含め、自己判断で大量にとらず、医師や管理栄養士へ相談してください。

注意:減塩、飲酒量、睡眠などを見直しても改善しない場合や、いったん軽くなっても繰り返す場合は、セルフケアだけで対応し続けず、医療機関へ相談してください。

よくある質問

Q. 朝だけ顔がむくんで、昼には引きます。心配ですか?

朝だけ顔がむくみ、午前中のうちに自然と引く場合は、就寝中の水分分布の変化や、前日の塩分・飲酒・睡眠などが関係していることがあります。

一方で、午後まで続く、生活習慣を見直しても改善しない、尿の変化や息切れなどを伴う場合は、ほかの原因が関係している可能性もあります。気になる場合は医療機関へ相談してください。

Q. 顔のむくみは何科を受診すればよいですか?

迷う場合は、まず内科を受診するとよいでしょう。

症状に応じて、腎臓内科、内分泌内科(甲状腺外来)、循環器内科、消化器内科、皮膚科、アレルギー科などが紹介されることがあります。

Q. まぶたが急に腫れたときはどうすればよいですか?

まぶたが短時間で急に腫れた場合は、アレルギーによる血管性浮腫だけでなく、感染や炎症などさまざまな原因が考えられます。

症状が軽い場合でも、自己判断せず医療機関へ相談してください。

のどの詰まり、声のかすれ、息苦しさ、ゼーゼーする呼吸、意識がもうろうとするなどの症状がある場合は、アナフィラキシーなどの可能性があります。ためらわず救急車(119番)を要請してください。

Q. むくみが続く場合は、いつ受診すればよいですか?

むくみが続く、繰り返す、以前より強くなった、または尿の変化や息切れ、急な体重増加などを伴う場合は、期間だけで判断せず医療機関への相談を検討しましょう。

受診先に迷う場合は、まず内科で相談するのが一般的です。

Q. 塩分やカリウムは顔のむくみに関係しますか?

塩分(ナトリウム)を多くとると、体内に水分を保持しやすくなり、翌朝の顔のむくみにつながることがあります。

一方、野菜や果物に含まれるカリウムには、ナトリウムの排出を助ける働きがあります。

ただし、腎機能が低下している人ではカリウム制限が必要になることがあるため、自己判断で大量に摂取せず、医師や管理栄養士へ相談してください。

まとめ

朝に顔がむくむのは、就寝中に水分が顔へ分布しやすくなることに加え、前夜の塩分や飲酒、睡眠不足などの生活習慣が関係していることが少なくありません。こうしたむくみは、起床後しばらくすると自然に軽くなることが一般的です。

一方で、午後まで続く、生活習慣を見直しても改善しない、足や全身にもむくみが広がる、尿の変化、息切れ、動悸、強い疲労感などを伴う場合は、腎臓や甲状腺、心臓などの病気が関係している可能性があります。

減塩や睡眠習慣の見直しなどのセルフケアは、生活習慣によるむくみの改善に役立つことがありますが、病気によるむくみを治療するものではありません。症状が続く場合や気になる変化がある場合は、「体質だから」と自己判断せず、早めに医療機関へ相談しましょう。

また、まぶたや唇の急な腫れに加えて、息苦しさやのどの詰まりなどを伴う場合は、緊急性の高い状態の可能性があります。ためらわず救急車(119番)を要請してください。

ベストチョイス編集部
ベストチョイス編集部

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