大腸内視鏡検査の前日にお酒を飲んでしまったら?対応手順を解説
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大腸内視鏡検査の前日にお酒を飲んでしまった場合は、それ以上飲まず、検査を受ける施設へ連絡してください。飲酒した時刻・種類・おおよその量、現在の体調、食事や下剤などの前処置の状況を伝え、検査を受けるかどうかは施設の指示に従います。
「少量だから受けられる」「飲んだから必ず延期」とは一律に判断できません。水分や下剤を自己判断で増減して飲酒の影響を補おうとせず、まず検査説明書と施設の案内を確認しましょう。
- この記事でわかること
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- 前日に飲酒したときの対応手順
- 検査施設へ伝える内容
- 連絡がつかない場合の対応
- 避けたい自己判断と体調不良時の相談目安
大腸内視鏡検査の前日にお酒を飲んでしまったときの対応
前日の飲酒に気づいたら、次の順番で対応します。
- 追加で飲酒しない
- 飲酒した時刻・酒類・おおよその量を記録し、現在の体調と食事・下剤・排便の状況を確認する
- 検査施設へ連絡する
- 食事・飲水・下剤を自己判断で変更せず、施設の指示に従う

すでに下剤を服用していて異常な症状がない場合は、飲酒したことだけを理由に自己判断で追加・中止せず、その状況を施設へ伝えてください。強い腹痛、繰り返す嘔吐、息苦しさ、じんましんなどが現れた場合は、処方された薬の説明書に従って服用を中止し、速やかに医療機関へ相談してください。検査を予定どおり行うか、来院後に状態を確認するか、延期するかは施設が個別に判断します。
- 三関先生からのコメント
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前日に飲酒した場合は、前処置薬や鎮静薬への影響も考慮する必要があるため、自己判断せず、まず検査施設へ相談してください。飲酒の量や時刻、現在の体調、食事・前処置薬・排便の状況などによっては、検査が延期になる場合もあります。
連絡する際は、飲んだ酒類と量、最後に飲んだ時刻、体調の変化などを具体的に伝えましょう。
検査施設へ伝える内容
連絡時には、飲酒状況だけでなく、体調や前処置の進み具合も伝えます。量を正確に覚えていない場合は、分かる範囲で構いません。
| 伝える項目 | 内容 |
|---|---|
| 飲酒状況 | 飲み始め・飲み終わりの時刻、酒類、おおよその量 |
| 現在の体調 | 吐き気、嘔吐、頭痛、ふらつき、腹痛、強い眠気などの有無 |
| 食事 | 指定された内容と終了時刻を守れたか |
| 下剤・排便 | 下剤の服用状況、排便回数、便の色や固形物の有無 |
| 検査条件 | 鎮静薬の使用予定、生検やポリープ切除の予定 |
| 持病・服用薬 | 心臓病、腎臓病、糖尿病などの持病と現在の服用薬 |
検査時に鎮静薬を使用する予定がある場合は、その点も必ず伝えてください。飲酒の事実を申告せずに受診すると、施設が当日の状態を正確に評価できない可能性があります。
夜間などで検査施設へ連絡がつかない場合
検査説明書に、緊急連絡先や時間外の対応方法が記載されていないか確認してください。明確な指示がなければ、それ以上飲酒せず、翌朝の受付開始後に連絡します。来院前に電話できない場合は、受付で前日の飲酒を必ず申告してください。
異常な症状がなければ、連絡がつくまで下剤を勝手に追加・中止したり、飲水量や飲料の種類を変更したり、指定外の食べ物を摂取したりしないでください。強い腹痛や嘔吐などが現れた場合は、処方された薬の説明書に従って下剤の服用を中止し、医療機関へ相談します。
呼びかけへの反応が鈍い、意識がはっきりしない、立てないほどふらつく、呼吸が苦しいなど緊急性が疑われる場合は、施設の受付開始を待たず119番への連絡を検討してください。
大腸内視鏡検査の前日は禁酒の指示を確認する
大腸内視鏡検査の前日は、飲酒を控える、または禁酒するよう案内している医療機関があります。検査前日の食事、飲水、下剤の服用方法は施設によって異なるため、受診先から渡された検査説明書と医療スタッフの指示を優先してください。
飲酒後に吐き気、嘔吐、ふらつきなどがある場合は、体調や水分状態の確認が必要です。鎮静薬を使用する予定がある場合も安全性の確認が必要になるため、飲酒したことを施設へ伝えてください。
禁酒を始める時刻、飲水できる時間、飲める飲料、下剤の服用方法は施設や使用する薬によって異なります。ノンアルコールビールも、商品や施設の指示によって扱いが異なるため、説明書を確認し、不明な場合は施設へ問い合わせてください。
検査を実施するか延期するかの判断材料
前日に飲酒したからといって必ず延期になるわけではありませんが、少量だから予定どおり受けられるとも断定できません。主に次の情報をもとに、施設が検査の実施、来院後の再確認、延期などを判断します。
- 飲酒した時刻・酒類・おおよその量
- 吐き気、嘔吐、ふらつき、腹痛など現在の体調
- 食事制限を守れたか
- 下剤の服用と排便の状況
- 持病・服用薬
- 鎮静薬、生検、ポリープ切除の予定
前処置が不十分だと、大腸の粘膜を観察しにくくなり、再検査が必要になる場合があります。延期を指示されたときは、再検査の日程だけでなく、下剤を新たに受け取る必要があるか、食事制限や服用薬の調整をやり直す必要があるかも確認してください。
飲酒後に避けたい自己判断
検査を予定どおり受けたいと思っても、飲酒後に前処置を自分で変更しないでください。
水分を過剰に摂取しない
水分補給は前処置で重要ですが、水を多く飲んでも飲酒した事実がなくなるわけではなく、検査を受けられると自己判断する根拠にはなりません。飲水できる時間・量・飲料は施設の指示に従い、心臓病や腎臓病などで水分制限がある方は、特に自己判断で大量に飲まないでください。
下剤を追加・中止しない
下剤が効かないと感じても、勝手に量を増やしてはいけません。異常な症状がない場合は、飲酒したことだけを理由に中止せず、服用方法に迷ったら施設へ連絡します。
- 三関先生からのコメント
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腸管洗浄剤は、製品によって服用量、飲み方、服用を止めて相談する目安が異なります。別の人の検査方法やインターネット上の一般的な手順を流用せず、処方された薬の説明書と検査施設から受けた指示を確認してください。
食事を追加しない
体調を整えようとして、指定されていない食べ物を摂取しないでください。食べてよいか分からない場合は説明書を確認し、施設へ問い合わせます。
服用薬を中止しない
抗凝固薬・抗血小板薬、糖尿病薬、インスリンなどを使用している場合も、自己判断で中止しないでください。処方医と検査担当医の指示に従います。
下剤服用中や飲酒後に体調不良がある場合
下剤の服用中に腹痛、吐き気、嘔吐、じんましん、息苦しさなどが現れた場合は、処方された薬の説明書に従って服用を中止し、速やかに医療機関へ相談してください。ニフレック配合内用剤では、約1リットル服用しても排便がない場合や、排便後も腹痛・嘔吐が続く場合は、服用を続けず医療機関へ連絡するよう案内されています。使用する腸管洗浄剤によって注意事項が異なるため、処方された薬の説明書と検査施設の指示を優先してください。
強い腹痛、著しい腹部膨満、繰り返す嘔吐などは、腸管洗浄剤による腸閉塞や腸管穿孔などを疑う際にも注意が必要な症状です。頻度は高くありませんが、症状が強い、または急速に悪化している場合は、速やかに医療機関へ相談してください。
検査当日の朝に二日酔いがある場合も、吐き気、頭痛、ふらつきなどの症状と飲酒状況を施設へ伝えます。予定どおり来院するか、下剤を続けるかは自己判断せず、施設の指示を受けてください。
- 三関先生からのコメント
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前処置薬の服用中には、腹痛や嘔吐などの偶発症が起こる可能性があります。強い腹痛、繰り返す嘔吐、息苦しさ、じんましんなど、通常とは異なる症状がある場合は、検査を受けられるかどうかの確認よりも症状への対応を優先してください。
「ただごとではない」と感じたときは様子を見続けず、前処置薬の説明書や検査施設から受けた指示に従い、早めに医療機関へ連絡しましょう。
鎮静薬を使用する予定がある場合
大腸内視鏡検査では、苦痛や不安を軽減するため鎮静薬を使う場合があります。鎮静薬には呼吸抑制や血圧低下などのリスクがあるため、前日の飲酒について必ず施設へ伝えてください。
鎮静薬を使用した当日は、自動車やバイクを運転できません。施設の指示を確認し、公共交通機関や家族の送迎など帰宅方法を準備します。
よくある質問
Q. 前日に飲酒したら大腸内視鏡検査は受けられますか?
前日の飲酒だけで、検査を実施できるかどうかは決まりません。飲酒状況、現在の体調、食事や下剤などの前処置を施設へ伝え、指示に従ってください。
Q. 少量のお酒でも検査施設へ連絡が必要ですか?
施設から飲酒を控えるよう指示されていた場合は、少量だと思っても申告してください。全国共通の許容量はなく、飲酒量だけで検査の可否を自己判断できません。
Q. ビール1杯だけでも連絡したほうがよいですか?
飲酒を控えるよう指示されていた場合は、ビール1杯など自分では少量だと思う場合も施設へ申告してください。飲んだ時刻とおおよその量、現在の体調を伝えます。
Q. 夜間で検査施設へ連絡がつかない場合はどうしますか?
検査説明書の緊急連絡先や時間外対応を確認します。連絡がつくまでは追加で飲酒せず、食事、飲水、下剤を自己判断で変更しないでください。
Q. 水分や下剤を増やせば予定どおり検査を受けられますか?
水分や下剤を増やしても、予定どおり検査を受けられるとは限りません。自己判断で量や服用方法を変えず、施設の説明書と指示に従ってください。
まとめ
大腸内視鏡検査の前日にお酒を飲んでしまったら、追加で飲まず、飲酒状況、体調、食事・下剤・排便の状況を検査施設へ伝えます。飲酒量だけで検査の実施や延期を決めず、施設の判断に従ってください。
水分、下剤、食事、服用薬は自己判断で変更しません。まず検査説明書を手元に用意し、受診予定の施設へ連絡しましょう。







