胃カメラ検査にはどれくらいの時間がかかる?検査の流れを解説

目次

胃カメラ検査を初めて受けるときは「どれくらい時間がかかるのか」「当日はどんな流れで進むのか」といった不安を感じる方も多いのではないでしょうか。検査自体は短時間で終わることが多いものの、準備や検査後の説明を含めると一定の時間を要することも多く、全体の所要時間は検査方法によって異なるため、注意が必要です。

本記事では、胃カメラ検査にかかる時間の目安と、当日の流れをわかりやすく解説します。

胃カメラ検査の所要時間は?

胃カメラの検査自体は短時間で終わるケースも少なくありませんが、事前の説明や診察、検査後の安静などに一定の時間が必要です。そのため、検査前に、来院から帰宅までの流れを把握しておくとよいでしょう。

ここでは、当日の所要時間の目安や、検査内容による違いについて解説します。

当日にかかる時間の目安は20〜60分程度

胃カメラ検査にかかる時間は、選択する検査方法や鎮静剤の使用有無によって差があります。

内視鏡で実際に胃の中を観察する検査そのものは、通常5〜15分程度で終了するケースがほとんどです。

ただし、これは検査のみの時間であり、来院から帰宅までを含めた全体の所要時間は一定の時間がかかると考えておいたほうがよいでしょう。

まず、受付後には問診や体調確認、前処置として消泡剤の服用や麻酔の準備があり、検査後には医師からの結果説明や体調確認が行われます。

これらを含めると、全体の所要時間は20〜60分程度が一般的な目安です。特に鎮静剤を使用する場合は、検査後に安静時間が必要となるため、滞在時間が長くなる傾向があります。時間に余裕をもってスケジュールを組むことが大切です。

検査内容による時間の違い

胃カメラ検査の所要時間は、経口検査か経鼻検査かといった挿入方法の違いや、鎮静剤を使用するかどうかによって変わります。どの方法を選択するかによって、検査前の準備内容や検査後の回復時間が異なるため、事前に確認しておくことが大切です。

検査方法には、口から挿入する「経口内視鏡」と、鼻から挿入する「経鼻内視鏡」の2つの方法があります。検査の流れや所要時間には方法ごとに多少の違いがあり、差は大きくありませんが、一般的には経鼻検査のほうが経口検査より準備などに時間を要するケースが多い傾向にあるでしょう。

また、苦痛の軽減を重視する場合は鎮静剤を使用する方法が選ばれることがありますが、検査後に休憩が必要です。

それぞれの特徴を理解したうえで、自身の体調や当日の予定に合わせて検査方法を選ぶ必要があるでしょう。

経口で行う場合

口から内視鏡を挿入する胃カメラ検査では、検査中の吐き気を抑えるために喉へ局所麻酔を行います。この準備に多少時間を要することがあるでしょう。経口検査はスコープが経鼻検査と比較して太めであり、医師が操作しやすいため、検査は順調に進みやすい傾向にあります。

ただし、口からカメラを入れることに患者さんが不安を感じたり、嘔吐反射が強かったりする場合には、検査が進みにくく時間を要するケースもあるでしょう。

経鼻で行う場合

鼻から内視鏡を挿入する経鼻検査は、鼻腔に局所麻酔を行うため、そのための時間が必要です。

また、経鼻検査は、口から行う検査と比べるとやや時間を要する傾向にあります。鼻から入れるスコープが細いため、挿入時の操作に時間がかかりやすく、胃の中の洗浄操作に時間を要するためです。

鎮静剤を使う場合

胃カメラ検査の所要時間は、鎮静剤の使用の有無で大きく変わることを把握しておきましょう。

鎮静剤を使用した胃カメラ検査では、眠っているような状態で検査を受けられるため、苦痛や不安を感じにくいというメリットがあります。

一方で、検査後は薬の効果が完全に切れるまで安静にする必要があり、回復室で休憩時間を設けるのが一般的です。そのため、検査自体の時間は変わらなくても、全体の拘束時間は長くなるでしょう。

胃カメラ検査の流れ

胃カメラ検査は、いくつかの工程を経て行われます。全体の流れを事前に知っておくことで、おおよその時間を把握でき、余裕をもって検査にのぞめるでしょう。

ここでは、胃カメラ検査のおおまかな流れを紹介します。

  • 事前準備をする
  • 局所麻酔(鎮静剤の投与)を行う
  • 検査を実施する
  • 検査結果を説明する

事前準備をする

検査前には、胃の中を観察しやすくするために消泡剤を服用します。これは胃の中の泡を取り除き、粘膜をはっきり映すために必要な処置です。

また、当日の体調確認や問診が行われ、既往歴や服用中の薬について確認などが行われます

局所麻酔(鎮静剤の投与)を行う

検査方法に応じて、喉や鼻への局所麻酔を行います。鎮静剤を使用する場合は、この段階で点滴などにより投与されます

これにより、眠ったような状態で検査を受けられ、不安感や不快感の軽減につながるでしょう。

検査を実施する

内視鏡を挿入し、食道・胃・十二指腸の状態を観察します。

検査時間は通常5〜10分程度で、必要に応じて組織を採取する生検を行うこともありますが、所要時間に大きな差はありません

検査結果を説明する

検査終了後は、撮影した画像を用いて医師から結果の説明が行われます。特に問題が見つからなければ、検査当日に結果を伝えられることが多いでしょう。

組織を採取して生検を行った場合、医療機関によっては、後日改めて結果説明のために来院が必要となる場合もあります。

胃カメラ検査にかかる時間を短縮する方法

胃カメラ検査は、事前の準備や当日の過ごし方を工夫することで、待ち時間や全体の所要時間を抑えられる可能性があります。

ここでは、検査をできるだけスムーズに受けるための具体的なポイントをみていきましょう。

  • 前日は消化の良い食事をとる
  • 事前予約で待ち時間を減らす
  • できるだけリラックスする
  • 鎮静剤を用いない

前日は消化の良い食事をとる

胃カメラ検査をスムーズに行うためには、前日の食事内容が重要です。消化の良い食事を心がけることで、検査当日の胃の中がきれいな状態になりやすく、観察がスムーズに進みます

脂っこい料理や食物繊維の多い食品など消化の悪い食品は胃に残りやすく、検査中に内容物が確認されると、観察に時間がかかり、場合によっては再検査が必要になることもあるでしょう。消化の良いメニューを選ぶことで、検査時間の延長防止につながります。

また、医療機関から指定された食事制限や絶食時間を守ることも、検査全体の時間短縮に役立つでしょう。

事前予約で待ち時間を減らす

胃カメラ検査の待ち時間を減らすためには、予約制の医療機関の利用がおすすめです。予約なしで受診した場合、当日の混雑状況によっては受付から検査までに時間がかかることがあります。

一方、事前に検査枠を確保しておくことで、受付や前処置が計画的に進み、スムーズに検査を受けやすいでしょう。

特に平日の午前中は比較的混雑が少ないことが多く、待ち時間を短縮しやすい傾向があります。Web予約や事前問診に対応している医療機関であれば、当日の手続きも簡略化でき、全体の拘束時間を抑えることにつながるでしょう。

できるだけリラックスする

検査中の緊張は、胃カメラ検査の進行に影響することがあります。強い緊張や不安があると、喉や胃がこわばり、内視鏡の挿入や観察に時間がかかる場合があるでしょう。その結果、検査時間が延びてしまうことも少なくありません。

検査前には深呼吸をして、不安を軽減することが大切です。リラックスした状態で検査を受けることで、内視鏡の操作がスムーズになり、結果的に検査時間の短縮につながる場合があるでしょう。無理に我慢せず、不安がある場合は事前に相談することも大切です。

鎮静剤を用いない

鎮静剤を使用した胃カメラ検査は苦痛を軽減できる一方で、検査後に安静時間が必要となります。そのため、検査自体の時間は変わらなくても、来院から帰宅までの拘束時間は長くなりがちです。

検査に対する不安が比較的少ない場合や、短時間で帰宅したい場合には、鎮静剤を使用しない検査も検討するとよいでしょう。特に経鼻内視鏡では、鎮静剤を使用せずに実施できるケースが多く、検査後すぐに医師の説明を受けて帰宅できることもあります。

体調や予定に合わせて、医師と相談しながら検査方法を選ぶことが大切です。

胃カメラ検査の時間に関するよくある疑問

胃カメラ検査を初めて受ける場合、検査後の過ごし方や当日の制限など、時間に関する疑問を感じる方は少なくありません。

ここでは、特に疑問を感じやすい内容を紹介します。

Q.検査後はすぐに帰れる?

胃カメラ検査後にすぐ帰宅できるかどうかは、鎮静剤を使用したかどうかによって異なります。鎮静剤を使用しない場合は、検査終了後に医師から結果説明を受け、そのまま帰宅できるケースが多いでしょう。

一方、鎮静剤を使用した場合は、薬の影響が残っている可能性があるため、院内で一定時間休憩し、意識が十分に回復したことを確認してから帰宅となります。

この安静時間を含めると、滞在時間は長くなるため、当日は時間に余裕をもって予定を組むことが大切です。

Q.検査後の仕事や運転は可能?

鎮静剤を使用しない胃カメラ検査であれば、検査後は基本的に通常の日常生活に戻ることが可能です。ただし、喉の麻酔が残っている間は飲食を控えるなどの注意事項があります。いずれにせよ、医師の指示に従うことが大切です。

一方、鎮静剤を使用した場合は、当日の自動車や自転車の運転、重要な判断を伴う仕事は控える必要があるでしょう。検査当日は無理な予定を入れず、可能であれば休養を優先することが推奨されます。

まとめ

胃カメラ検査は、検査そのものは数分程度で終了しますが、受付や前処置、検査後の説明まで含めると20〜60分程度が一般的です。検査方法や鎮静剤の有無によって所要時間は変わるため、事前に流れを把握しておくことをおすすめします。検査の流れを理解しておくことで、当日の不安を軽減し、安心して検査にのぞめるでしょう。

以下のページでは、胃カメラ検査を受けられる内科をご紹介しています。胃カメラ検査を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。

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ベストチョイス編集部
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