大腸カメラ検査にかかる時間は?麻酔の有無の違いや検査の流れを解説
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大腸カメラ検査を受ける際は、「どのくらい時間がかかるのか」と気になる方も多いのではないでしょうか。大腸カメラ検査は実際の検査だけでなく、前処置や検査後の休憩などを含めて一定の時間が必要になります。また、麻酔やポリープ切除の有無によっても所要時間は変わることがあるでしょう。
本記事では、大腸カメラ検査にかかる時間の目安や麻酔の有無による違い、検査の流れ、検査後の注意点について解説します。
大腸カメラ検査とは?
大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)とは、肛門から内視鏡を挿入し、大腸の内部を直接観察する検査です。先端に小型カメラが付いた柔らかい管を用い、モニターに映し出された映像を確認しながら大腸の粘膜の状態を詳しく調べます。
その結果、大腸ポリープや大腸がん、炎症性腸疾患などの異常を見つける手がかりになることもあるでしょう。必要に応じて組織を採取して詳しく調べることがあり、ポリープが見つかった場合にはその場で切除が行われることもあります。
内視鏡によって粘膜のわずかな変化も観察できるため、初期段階の病変に気付きやすい点が特徴です。検査は症状があるときだけでなく、大腸がんの早期発見を目的とした定期的な検査として行われることもあります。
健康診断をきっかけに受けるケースもあり、年齢や家族歴、体調などを踏まえて検査を検討することが大切です。
大腸カメラ検査にかかる時間は?
大腸カメラの検査自体は比較的短い時間で終わりますが、前処置や検査後の安静時間を含めると、ある程度の時間を要します。
大腸カメラ検査にどのくらいの時間がかかるのか、詳しくみていきましょう。
検査時間は10〜20分程度
大腸カメラ検査そのものは、通常であれば10〜20分程度で終了します。ただし、腸の長さなどによって検査の難易度が変わるため、時間が多少前後することがあるでしょう。
また、ポリープなどの病変が見つかった場合には、処置のために検査時間が長くなることもあります。
前後の処置に時間が必要
大腸カメラ検査では、実際の検査時間以外にも検査前の処置や、検査後の休憩に時間を要します。受付や着替え、検査前の説明のほか、検査後には体調の確認や結果説明などが行われ、それらにある程度の時間が必要です。
また、麻酔(鎮静剤)を使用する場合は、検査後にしばらく休憩してから帰宅することになるため、滞在時間が長くなることがあります。初めて検査を受ける場合は、余裕をもった時間を考えておくとよいでしょう。
麻酔を使わない場合と使う場合、ポリープ切除をする場合に分けて、所要時間を紹介します。
麻酔を使わない場合
麻酔を使用しない場合は、検査後の回復時間はほとんど不要であり、比較的短時間で帰宅できるケースが一般的です。検査後に医師から簡単な結果について伝えられ、体調に問題がなければそのまま帰宅できます。
施設によっては30分ほど安静にして様子を見ることもありますが、滞在時間は比較的短い傾向にあるでしょう。
ただし、検査中に空気や二酸化炭素を入れて腸を広げるため、検査後にお腹の張りや軽い違和感を感じることがあるでしょう。そのため、帰宅後もしばらくは無理をせず、体調を見ながらゆっくり過ごすことが勧められる場合もあります。
麻酔を使う場合
麻酔を使用して検査を行う場合は、検査中の苦痛を軽減できる一方で、検査後に薬の作用が落ち着くまで休憩が必要になります。通常は30分〜1時間ほどリカバリールームなどで安静に過ごし、医療スタッフが体調を確認するという流れです。
そのため、麻酔を使う場合は検査全体の所要時間が長くなる傾向があります。帰宅の際は、眠気やふらつきが残ることもあるため、注意して帰宅することが大切です。
ポリープ切除を行う場合
検査中に大腸ポリープが見つかった場合、医師の判断でその場で切除することがあります。ポリープの大きさや数によっては処置に追加の時間がかかり、通常より検査時間が長くなることがあるでしょう。
また、切除後は出血などの経過を確認するため、検査後に一定時間安静にすることがあり、医師の指示に従うことが大切です。ポリープ切除を行った場合は、当日の食事内容や運動、飲酒などについて注意点が伝えられます。
安全に回復するためにも、検査後は無理をせず、体調の変化があれば医療機関に相談するようにしましょう。
大腸カメラ検査の流れと所要時間
大腸カメラ検査は、事前準備から検査、結果説明までいくつかの段階を経て進められます。特に大腸をきれいにする前処置が重要で、この準備が検査の精度にも影響することがあるでしょう。
ここでは、一般的な検査の流れと、それぞれの段階でかかる時間の目安を解説します。
前処置を行う
検査前には、腸内をきれいにするための前処置を行います。通常は検査当日に下剤(腸管洗浄剤)を服用し、数回の排便を通して大腸内の便を排出するという流れです。
この過程には数時間かかることが多く、医療機関で服用する場合と自宅で服用する場合があります。腸内が十分にきれいになることで、粘膜の状態を詳しく観察できるようになるため、重要な工程です。
また、腸内に便が残っていると小さなポリープや病変を見つけにくくなることがあるため、医療機関から案内された方法や服用量はしっかり守らなければなりません。体調に不安がある場合は、事前に医師やスタッフへ相談しておくとよいでしょう。
大腸カメラ検査を行う
前処置が完了したら、検査着に着替えて大腸カメラ検査を行います。内視鏡を肛門から挿入し、大腸の奥まで進めながら腸の粘膜を観察する工程です。
検査時間は通常10〜20分程度ですが、腸の状態や処置の有無によって前後することがあるでしょう。必要に応じて組織採取やポリープ切除を行い、終了後はリカバリールームで休憩します。
検査結果を説明する
検査が終了したら、医師から検査について説明を受けます。結果は当日に共有されることが多く、撮影した画像を見ながら大腸の状態やポリープの有無などについて説明が行われることが一般的です。
組織を採取した場合は、病理検査の結果が後日案内されることもあります。検査後は体調を確認しながら休憩し、帰宅するという流れです。
麻酔を使用した場合は薬の作用が落ち着くまで一定時間安静にし、体調を確認したうえで帰宅することになるでしょう。
検査までの過ごし方
大腸カメラ検査では、検査の数日前からの食事管理が重要です。腸内に食べ物の残りが多いと検査の精度に影響することがあるため、医療機関の指示に従って準備を進めましょう。
ここでは、検査前の過ごし方についての目安を紹介します。
3日前から
検査の3日前からは、消化の良い食事を意識しましょう。海藻類やきのこ、種の多い果物、繊維質の多い野菜などは腸に残りやすいため、控えるよう案内されることがあります。
うどんや白米、豆腐、白身魚など比較的消化しやすい食事を中心にすると、前処置がスムーズに進みやすいでしょう。
検査前日
検査前日は、医療機関から案内された食事制限を守ることが重要です。指示に従い、下剤の服用準備を整えます。夕食は消化の良いものを早めに済ませ、その後は固形物を控えるよう指示されることが多いでしょう。
夜には下剤を服用する場合もあり、翌日の検査に向けて腸内をきれいにしておきます。水分補給は十分に行い、体調を整えておきましょう。
検査当日の朝
検査当日の朝は、通常は食事をとらずに来院します。医療機関で下剤を飲む場合や、自宅で事前に服用する場合など、前処置の方法は施設によって異なるため、よく確認しておきましょう。
また、定期的に内服している薬がある場合は、医師の指示に従って服用するようにしてください。
服用後は排便を繰り返しながら腸内をきれいにしていきます。体調に不安がある場合は、事前に医療機関へ相談しておくことが大切です。
大腸カメラ検査のあとの注意点
大腸カメラ検査が終わったあとは、体調や処置内容によっていくつか注意点があります。特に麻酔を使用した場合やポリープ切除を行った場合は、日常生活での行動に制限が出ることがあるでしょう。医師やスタッフの説明をよく確認し、次のポイントに注意をした無理のない行動が大切です。
- 車や自転車の運転を控える
- 消化の良い食事を摂る
検査後の過ごし方について、注意点を解説します。
車や自転車の運転を控える
麻酔を使用して検査を行った場合は、薬の影響で判断力や反応が低下することがあります。そのため、当日は車やバイク、自転車の運転を控えるよう案内されることが一般的です。
できるだけ公共交通機関を利用するか、家族などに付き添ってもらうと安心です。なお、麻酔を使用していない場合でも、検査後にお腹の張りや軽い違和感が残ることがあるため、無理をせずゆっくり過ごすようにしましょう。
消化の良い食事を摂る
検査後は腸が刺激を受けているため、当日は消化の良い食事をとるようにします。おかゆやうどん、スープなど、胃腸に負担の少ない食事が勧められることが多いでしょう。
また、ポリープ切除を行った場合は、アルコールや刺激の強い食べ物を控えるなど、医師から指示された注意点を守ることが大切です。食事量も最初は控えめにし、体調を見ながら徐々に通常の食事へ戻していきましょう。
まとめ
大腸カメラ検査自体に要する時間は一般的に10〜20分程度ですが、前処置や検査後の休憩などを含めると、全体ではもう少し時間がかかります。特に、麻酔を使用する場合やポリープ切除を行う場合は、安静にする時間が必要になることもあるでしょう。
検査をスムーズに受けるためには、事前の食事制限や前処置の指示を守ることが大切です。医療機関によって流れや所要時間が異なる場合もあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
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