大腸カメラ(内視鏡検査)は生理中でも受けられる?注意ポイントを解説
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大腸カメラ検査の予約日と生理が重なり、「検査を受けても大丈夫なのか」と不安に感じる方もいるでしょう。基本的に生理中でも検査を受けることは可能とされていますが、体調や生理用品の使い方などには注意が必要です。
本記事では、生理中に大腸カメラ検査を受けることの可否や検査への影響、事前に知っておきたいポイントについて解説します。
大腸カメラ検査は生理中でも大丈夫?
大腸カメラ検査は、基本的に生理中でも受けることは可能です。ただし、いくつか注意しておきたい点があります。
ここでは、生理中の検査の可否や注意点についてみていきましょう。
生理中でも検査は可能
大腸カメラ検査は、原則として生理中でも受けることが可能です。検査では肛門から内視鏡を挿入して大腸の内部を観察するため、生理そのものが検査の妨げになることはほとんどありません。
そのため、生理と検査日が重なった場合でも、予定どおり検査を行うケースが一般的です。特に大腸ポリープや大腸がんの早期発見を目的とした検査では、適切なタイミングで受けることが重要とされています。
ただし、生理痛が強い場合や体調が優れない場合は、無理をせず医療機関に相談することも大切です。施設によっては日程変更に対応してくれることもあるため、不安がある場合は事前に確認しておくとよいでしょう。
生理用品の使い方に注意
生理中に大腸カメラ検査を受ける際、検査では下着を外し、専用の検査用パンツに着替えることになるため、生理用品の装着方法や位置に注意が必要です。
多くの医療機関では、検査前、検査着へ着替える際にナプキンを装着したままで問題ないと案内されます。ただし、施設によって対応が異なることもあるため、事前に確認しておくと安心です。
検査中は体勢を変えることがあるため、漏れが気になる場合は替えの生理用品を持参するとよいでしょう。生理中であることを事前に申告すれば、スタッフに交換や処置について配慮してもらえます。
大腸カメラ検査とは
大腸カメラ検査は、大腸の内部を直接観察する内視鏡検査のひとつです。大腸ポリープや大腸がんなどの病気を早期に見つけるために行われ、必要に応じて組織採取やポリープ切除を同時に行う点が特徴です。
ここでは、大腸カメラ検査の概要を解説します。
検査の目的
大腸カメラ検査の主な目的は、大腸の粘膜の状態を直接観察し、ポリープやがんなどの病変を早期に発見することです。大腸がんは初期の段階では自覚症状がほとんどないことが多く、定期的な検査によって早期に見つけることが重要とされています。
また、腹痛や下痢、便秘、血便などの症状がある場合、その原因を調べることも目的のひとつです。
さらに、検査中にポリープが見つかった場合は、その場で切除できることもあり、将来的ながんの発生リスク低減につながる可能性もあるでしょう。大腸カメラ検査は診断だけでなく、治療につながる役割も担う重要な検査です。
検査の主な流れ
大腸カメラ検査では、まず腸内をきれいにするための前処置を行います。通常は検査当日に下剤(腸管洗浄剤)を服用し、数回の排便を通して大腸内の便を排出するという流れです。
前処置が終わったら検査着に着替え、必要に応じて鎮静剤(麻酔)を使用して検査を行います。内視鏡を肛門から挿入し、大腸の奥まで進めながら粘膜の状態を観察する検査で、時間は通常10〜20分程度です。
検査中にポリープが見つかった場合は、その場で切除することもあります。検査終了後は体調を確認しながら休憩し、問題がなければ医師から結果の説明を受けて帰宅するという流れが一般的です。
女性にとって大腸カメラ検査が重要とされる理由
大腸カメラ検査は男女を問わず大切な検査ですが、女性は特に見逃せない検査のひとつです。
女性が大腸カメラ検査を重視すべき理由には、次の2点があげられます。
- 女性の部位別がん死亡数が多い
- 女性特有の体調変化で腸内環境が変わりやすい
それぞれ、詳しくみていきましょう。
女性の部位別がん死亡数が多い
国立がん研究センターの統計によると、大腸がんは女性のがんによる死亡数の中でも上位を占めています。2024年のデータでは、女性の大腸がんによる死亡数は25,590人で、女性の部位別がん死亡数の中でトップに位置する状況です。
大腸がんは自覚症状が出にくい場合も多く、気付いたときには進行しているケースもあるため、早期発見・早期治療が重要とされています。
女性特有の体調変化で腸内環境が変わりやすい
女性は月経周期やホルモンバランスの変化によって、腸の働きや腸内環境が影響を受けやすい傾向があります。生理前後に便秘や下痢が起こりやすいなど、腸内環境が変化しやすいと感じる方もいるでしょう。
また、妊娠や出産、更年期などのライフステージの変化によって、体調や消化機能が変わることもあります。こうした体調変化の中で、腹部の不調や排便習慣の変化が気になる場合には、検査によって原因を確認することが役立つことがあるでしょう。
大腸カメラ検査では、大腸の粘膜の状態を直接観察できるため、炎症やポリープなどの異常を確認することが可能です。気になる症状がある場合は、医療機関で相談してみるとよいでしょう。
生理は検査結果に影響ある?
生理中に大腸カメラ検査を受ける場合、検査結果に影響が出ないか気になることもあるでしょう。
ここでは、大腸カメラ検査と便潜血検査との違いや、生理の内視鏡検査への影響について解説します。
便潜血検査との違い
大腸カメラ検査と同じく腸内を調べる検査に、便潜血検査があります。便潜血検査は、便の中に含まれる微量の血液を検出するもので、大腸がん検診などで広く行われている検査です。便を採取して調べる方法のため、生理中に採取すると生理の血が混ざり、結果に影響が出る可能性があります。
そのため、便潜血検査では生理中の採取を避けるよう案内されることが一般的です。検査の正確性を保つためにも、生理が終わってから検体を提出することが勧められることがあるでしょう。
一方、大腸カメラ検査は内視鏡で大腸の内部を直接観察する検査であり、便を採取して調べる方法ではありません。そのため、生理による影響は少ないとされています。
内視鏡検査に生理の影響は少ないとされている理由
大腸カメラ検査は、内視鏡を肛門から挿入して大腸の粘膜を直接観察する検査です。観察する部位は大腸の内部であり、少量の出血や生理による変化の影響は受けにくいとされています。
また、大腸カメラには洗浄機能と吸引機能がついており、経血や腸内の汚れがあっても、適宜洗浄しながら検査を進めるため、視界が妨げられることはほとんどありません。
ただし、生理痛が強い場合や体調が優れない場合は、検査時の負担を考えて日程を調整することも検討されることがあります。体調に不安がある場合は、事前に医療機関へ相談することが大切です。
生理中でも安心して検査を受けるためのポイント
生理中に大腸カメラ検査を受ける場合、次のポイントを押さえておくことで安心して検査に臨みやすくなります。
- 生理中であることを事前に申告する
- 生理痛や腹部の張りがある場合は相談する
- 体調が悪いときは日程を変更する
ここでは、事前の申告や体調管理など、検査前に確認しておきたい点をみていきましょう。
生理中であることを事前に申告する
生理中に大腸カメラ検査を受ける場合は、事前に医療機関へ伝えておくことが大切です。予約時や問診票などで申告しておくと、当日の案内や準備の際、適切に対応してもらえます。
医療機関によっては、生理用品の使用方法や検査時の注意点について説明を受けられる場合もあるでしょう。
また、体調や症状によっては検査日を調整できる場合もあるため、不安な点があれば相談しておくことをおすすめします。
あらかじめスタッフへ伝えておくことで、検査当日の流れがスムーズになり、安心して検査を受けられるでしょう。
生理痛や腹部の張りがある場合は相談する
生理中でも大腸カメラ検査は受けられることが多いものの、生理痛が強い場合や腹部の張りがある場合は注意が必要です。検査では腸に空気や二酸化炭素を入れて観察することがあるため、人によっては腹部の違和感を感じることがあるでしょう。
痛みが強い場合や体調が優れない場合は、事前に医師やスタッフへ相談することが大切です。症状の程度によっては、検査日を変更することが提案される場合もあります。無理をせず、自分の体調に合わせて検査を受けるようにしましょう。
体調が悪いときは日程を変更する
生理中で体調が悪いときは、無理に受ける必要はありません。強い生理痛やめまい、体のだるさなどがある場合は、検査時の負担を考えて日程の変更を検討することも重要です。
大腸カメラ検査では前処置として下剤を服用する必要があり、体調が優れない状態で行うと負担に感じることもあります。安心して検査を受けるためにも、体調が安定しているタイミングを選ぶとよいでしょう。
生理中に大腸カメラ検査を受けるときのよくある疑問
生理中に大腸カメラ検査を受ける際には、薬の服用や生理用品の使用方法など、疑問を感じることもあるでしょう。
ここでは、生理中の大腸カメラ検査で疑問になりやすい点を紹介します。
生理痛の薬は飲んでいい?
基本的には、生理痛のための鎮痛薬を服用していても大腸カメラ検査を受けることは可能です。ただし、薬の種類によっては検査や処置に影響する可能性があるため、自己判断で服用せず、事前に必ず医師へ伝えておく必要があります。
特に、血液をサラサラにする作用のある薬を服用している場合は、ポリープ切除などの処置に影響することがあるため、注意が必要です。
普段から服用している薬がある場合は、検査前の問診や診察時に申告し、医師の指示に従うようにしましょう。
ナプキンとタンポンはどちらがいい?
タンポンを使用できる場合は、装着したまま検査を受けると比較的スムーズです。膣内で経血を吸収するため、検査用パンツに着替える際も汚れが気になりにくく、検査の妨げになることもほとんどありません。ただし、使用の可否は医療機関の指示に従いましょう。
タンポンが苦手な場合はナプキンでも問題ありません。具体的な手順はスタッフが案内してくれるため、指示に従えば安心して検査を受けられます。
まとめ
大腸カメラ検査は、生理中でも基本的に受けることが可能です。検査は大腸を直接観察するため、生理が検査結果に大きく影響することはほぼありません。
ただし、体調が優れない場合や生理痛が強い場合は無理をせず、医療機関に相談することも大切です。また、生理用品の準備や事前の申告など、いくつかのポイントを押さえておくことで、安心して検査を受けられるでしょう。
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