交通事故で病院は何科へ?整形外科が中心になる理由と受診の目安を解説

交通事故のあと病院の何科を受診するか、緊急度の見分け方と受診先の考え方

交通事故のあとに行く病院は、まず緊急度によって考え方が変わります。意識がはっきりしない、大量の出血がある、呼吸が苦しいといった状態であれば、診療科を選ぶ前に119番通報が優先されます。

その場で歩けて会話もできる場合は、けがの初診として整形外科が中心になることが多い診療科です。ただし頭部や顔面、胸やおなかの症状は整形外科の担当範囲から外れるため、別の診療科が関わります。

この記事ではベストチョイス編集部が、消防庁・厚生労働省・学会などが公開している資料をもとに、受診先の考え方を中立に整理しました。診断や治療方針の判断は診察した医師が行い、症状の出方や経過には個人差があります。

この記事でわかること

  • 救急車を呼んだほうがよい状態と、後日の受診で対応できる状態の分かれ目
  • けがの初診で整形外科が中心になりやすい理由と、整形外科が扱わない外傷
  • 頭部・顔面・胸腹部・こころの症状で関わってくる診療科の目安
  • 総合病院と近くの診療所の使い分け、初診で医師へ伝えるとよい情報
目次

交通事故のあとに行く病院は何科?|緊急度で受診先が分かれる

交通事故のあとの受診先は、「今すぐ救急要請が必要か」「その日のうちに受診したいか」「後日の受診でも対応できるか」の3つに分けて考えると整理しやすくなります。診療科を選ぶ作業は、この緊急度の判断のあとに来ます。

総務省消防庁は、ためらわず救急車を呼んでほしい症状の一つとして「交通事故にあった(強い衝撃を受けた)」を挙げています。強い衝撃を受けたこと自体が、緊急度を判断する材料の一つとして示されているということです。

一方で、自力で歩けて会話もでき、目立った出血もない場合まで、すべてが救急要請の対象になるわけではありません。この場合は、けがの内容に応じた診療科へ自分で受診する流れが基本になります。

状況対応の目安主な行き先
意識・呼吸・出血に異常がある119番通報を優先する救急搬送先の救急科など
歩けるが痛みやしびれがあるその日のうちの受診を検討する整形外科(部位により他科)
自覚症状がはっきりしない先延ばしにせず受診時期を決める整形外科・かかりつけ医
判断に迷う救急相談窓口や受診アプリを使う#7119・#8000・Q助

事故の現場では、気が動転していて自分の状態を落ち着いて確認しにくいことがあります。まずは安全な場所へ移動したうえで、意識・呼吸・出血という3点を確認する順番を意識すると、判断の材料が整理しやすくなります。

また、同乗者や相手方にけががある場合は、自分の症状が軽く見えても、その場の対応が優先されがちです。あとで自分の受診が抜け落ちないよう、受診の予定をその日のうちに決めておくと安心です。

参考:総務省消防庁「救急車利用マニュアル」

交通事故のあとに受診するまでの流れ

ためらわず救急車を呼ぶ状態|迷ったときの相談窓口も知っておく

意識がない、けいれんが止まらない、大量の出血を伴うけががあるといった状態は、消防庁が「ためらわず救急車を呼んでほしい症状」として示している項目にあたります。この段階では、何科かを考えるより先に119番通報が優先されます。

消防庁の資料では、おとなについて次のような状態が挙げられています。事故のあとに一つでも当てはまる場合は、救急要請を検討する材料になります。

  • 交通事故にあった(強い衝撃を受けた)
  • 意識がない、返事がない、もうろうとしている、ぐったりしている
  • けいれんが止まらない、けいれんが止まっても意識がもどらない
  • 大量の出血を伴うけががある
  • 急な息切れ、呼吸困難がある
  • 突然の激しい頭痛、突然の激しい腹痛がある
  • 片方の腕や足に力が入らない、突然しびれる
  • ろれつがまわりにくい、顔の片方がゆがむ、見える範囲が狭くなる

子どもについても「交通事故にあった(強い衝撃を受けた)」が同じ枠組みで示されており、頭を強くぶつけて出血が止まらない、意識がない、けいれんがあるといった状態も挙げられています。

119番通報をするかどうか迷う場合は、救急安心センター事業(#7119)に電話で相談する方法があります。15歳以下の子どもについては、子ども医療電話相談事業(#8000)が各都道府県に窓口を設けています。

消防庁が公開している全国版救急受診アプリ「Q助」は、画面上で症状を選ぶと「今すぐ救急車を呼びましょう」から「引き続き、注意して様子をみてください」までの区分が表示される仕組みです。判断の手がかりを得る道具として使えます。

救急要請をした場合は、事故の状況、救急隊が到着するまでの変化、行った応急手当の内容、持病やかかりつけの医療機関などを伝えることが求められます。答えられる範囲で落ち着いて伝えれば十分です。

ベストチョイス編集部からのひとこと

ベストチョイス編集部が公的資料を読み比べると、緊急度の判断は「症状の重さ」だけでなく「受けた衝撃の大きさ」も材料になっている点が見落とされやすいと感じます。消防庁の資料が事故そのものを項目に挙げているのは、その表れといえます。

自分では判断しきれないときに、119番か自力受診かを二択で抱え込まず、#7119やQ助という中間の相談手段があることを知っておくと選択肢が広がります。

参考:総務省消防庁「全国版救急受診アプリ(愛称「Q助」)」

けがの初診で整形外科が中心になりやすい理由

自力で受診する場合に整形外科が中心になりやすいのは、交通事故によるけがの多くが、骨や関節、筋肉、神経といった運動器の損傷にあたるためです。日本整形外科学会は、交通外傷による外傷のほとんどが整形外科の疾患であると説明しています。

整形外科が扱うのは運動器のけが

運動器とは、身体運動に関わる骨、筋肉、関節、神経などの総称です。整形外科は、背骨と骨盤という身体の土台と、四肢を主な治療対象としている診療科と位置づけられています。

日本整形外科学会の説明では、切創や挫創などのけが、打撲、捻挫、骨折、脱臼、関節損傷、脊髄損傷、開放骨折、切断指・肢などが整形外科の扱う範囲として挙げられています。

診察では、痛みの部位や動かせる範囲などの理学所見に加えて、必要に応じてエックス線撮影やMRIなどの検査が行われます。骨折や脱臼の有無は、外から見た様子だけでは判断しきれないことがあるためです。

むちうちと呼ばれる首の症状も整形外科の領域

追突などで首に衝撃が加わったあとの症状は、外傷性頚部症候群として整形外科で扱われます。日本整形外科学会は、頚部の挫傷のあとに頚部痛、肩こり、頭痛、めまい、手のしびれなどの症状が出ると説明しています。

むち打ち症という呼び方は、頚部外傷の局所症状をまとめた総称にあたります。同じ言葉でくくられるなかには、外傷性頚部症候群のほか、神経根症や脊髄損傷など性質の異なる状態が含まれるとされています。

そのため、症状の名前を自己判断で決めるのではなく、神経学的所見を含む診察と、必要に応じた画像検査を受けたうえで医師の判断を仰ぐことが基本になります。

治療についても、日本整形外科学会は骨折や脱臼がなければ受傷後2〜4週間の安静のあとに頚椎を動かすことが痛みの長期化の予防になるとしています。安静と運動の切り替え時期は、状態によって異なります。

参考:日本整形外科学会「よくある質問」

参考:日本整形外科学会「外傷性頚部症候群」

参考:日本整形外科学会「むち打ち症」

交通事故のあと痛みがなくても受診を先延ばししないほうがよい理由

整形外科以外の診療科が関わる場合|部位・症状別の目安

整形外科が扱わない外傷もあります。日本整形外科学会は、頭部・顔面外傷、心臓や肺の損傷、腹部外傷などの臓器外傷、泌尿・生殖器損傷は整形外科の扱う範囲ではないと明記しています。ここが「何科か」を分ける実務的な境目です。

気になる症状・部位関わることが多い診療科
首・腰・手足の痛み、しびれ整形外科
頭を打った、頭痛、吐き気、意識の変化脳神経外科
顔の骨のけが、傷あと、やけど形成外科
見えにくい、物が二重に見える眼科
耳が聞こえにくい、鼻血が続く耳鼻咽喉科
胸やおなかの強い痛み救急科・外科
眠れない、事故の記憶がよみがえる精神科・心療内科

頭を打った・意識に変化があった場合|脳神経外科

頭部の外傷は整形外科の担当範囲から外れ、脳神経外科が関わります。頭を打ったあとに頭痛や吐き気、意識のもうろうとした状態がある場合は、消防庁が示す救急要請の目安にも重なるため、その場での対応が優先されます。

頭部外傷では、受傷から時間が経ってから症状が出てくる病態も知られています。慢性硬膜下血腫は、頭部外傷後に通常1〜2か月かけて硬膜と脳の間に血液がたまる状態とされ、頭痛や物忘れ、歩きにくさなどが現れることがあります。

本人が打撲を覚えていない場合もあるとされており、事故のあとしばらくしてからいつもと違う様子が続く場合は、経過を医療機関に伝える材料になります。

顔・目・耳の症状|形成外科、眼科、耳鼻咽喉科

顔面のけがは、日本整形外科学会の区分では形成外科の領域にあたります。眼球が収まっている骨のくぼみや頬骨などの顔面骨折の治療は、形成外科の一般的な治療として挙げられています。

見え方に変化がある、物が二重に見えるといった症状があれば眼科が、耳が聞こえにくい、鼻血が止まりにくいといった症状があれば耳鼻咽喉科が関わることがあります。

顔まわりは複数の診療科が重なる部位のため、どこにかかればよいか判断しにくい場面が出てきます。救急外来や総合病院であれば、症状に応じて院内で担当科を調整してもらえる場合があります。

胸やおなかの痛み|救急科・外科

シートベルトやハンドルによる衝撃で、胸やおなかに強い痛みが残ることがあります。臓器の損傷は整形外科の扱う範囲ではないため、救急科や外科での評価が必要になる場合があります。

突然の激しい腹痛、血を吐く、冷や汗を伴う強い吐き気などは、消防庁が救急要請の目安として示している症状です。痛みが強い場合は、診療科を探すより救急要請を検討する場面といえます。

眠れない・運転が怖い|精神科・心療内科

事故のあとに不安、不眠、動悸といった症状が生じることは珍しくありません。国立精神・神経医療研究センターの解説では、生死に関わる体験のあとに生じるこうした症状は多くの場合一過性であるとされています。

一方で、事故から1か月ほど様子をみても同じような症状が続いたり悪化する傾向がみられる場合は、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の可能性を考えて専門家に相談することがすすめられています。

相談先としては、精神科や心療内科のほか、地域の精神保健福祉センターが挙げられています。身体のけがの治療と並行して相談できる体制かどうかも、医療機関を選ぶ際の確認事項になります。

参考:済生会「慢性硬膜下血腫」

参考:こころの情報サイト(国立精神・神経医療研究センター)「PTSD」

総合病院と近くの診療所(クリニック)の使い分け

受診先を考えるときは、診療科だけでなく医療機関の規模も判断材料になります。厚生労働省の統計上の区分では、病院は患者20人以上の入院施設をもつ施設、一般診療所は入院施設がないか患者19人以下の入院施設をもつ施設とされています。

複数の部位に症状がある、頭部と手足の両方が気になるといった場合は、複数の診療科がそろう病院のほうが院内で調整しやすい面があります。入院や手術が必要になる可能性を含めて評価してもらえる点も違いです。

一方、症状が一つの部位に限られている場合は、近くの診療所のほうが通いやすいことがあります。事故のあとの通院は一度で終わらないことも多く、通いやすさは経過をみるうえで実務的な条件になります。

ただし、一定規模以上の病院では、紹介状を持たずに外来を受診した場合、一部負担金とは別に「特別の料金」を負担する仕組みが設けられています。制度の詳細は厚生労働省の案内で確認できます。

まず近くの医療機関で診てもらい、必要と判断されれば紹介を受けて規模の大きな病院へつなぐという流れも選択肢の一つです。この橋渡しは、かかりつけ医の役割として厚生労働省が説明している内容にもあたります。

近くにどのような診療科の医療機関があるかは、厚生労働省の医療情報ネットで調べられます。診療科目や所在地から検索できるため、受診先を絞り込む段階で役立ちます。

ベストチョイス編集部からのひとこと

医療機関の情報を横断的に見てきたベストチョイス編集部の視点では、事故直後に「大きい病院なら安心」と考えて選んだ結果、その後の通院が続けにくくなるケースが目立ちます。初診と継続通院は、必要な条件が違うためです。

初診でどこまで調べてもらうか、そのあとどこで経過をみるかを分けて考え、受診時に通院の見通しを確認しておくと、途中で組み立て直す手間が減ります。

参考:厚生労働省「紹介状を持たずに特定の病院を受診する場合等の「特別の料金」の見直しについて」

参考:厚生労働省「医療情報ネット(ナビイ)」

事故直後に痛みがなくても受診を先延ばししないほうがよい理由

受傷した直後は自覚症状がはっきりせず、時間が経ってから症状が目立ってくることがあります。これは特別なことではなく、公的資料や学会の解説でも複数の病態について時間差が説明されています。

首の外傷では、日本整形外科学会が受傷後1〜3か月にわたって局所痛が生じるとしています。事故の直後だけを見て「問題なかった」と判断すると、その後に出てきた症状の位置づけが分かりにくくなります。

頭部については、慢性硬膜下血腫が受傷後およそ1〜2か月かけて進むとされており、その間は目立つ症状がない場合もあります。こころの症状についても、数か月から数年経ってからはっきりしてくる場合があると説明されています。

こうした時間差があるため、症状が軽く見える段階でも一度診察を受け、経過をみる目安を医師と共有しておくほうが、後から判断しやすくなります。症状の出方や回復の速さには個人差があります。

あわせて、事故のあとに現れた症状は、いつ・どのような場面で気づいたかを書き留めておくと、次の受診時に伝えやすくなります。スマートフォンのメモや手帳など、続けやすい方法で構いません。

なお、けがの状態を記した診断書は、診察した医師が作成するものです。手続きの進め方や必要書類は状況によって異なるため、保険会社や警察など、それぞれの窓口へ確認してください。

参考:日本整形外科学会「外傷性頚部症候群」

接骨院・整骨院と医療機関(病院・診療所)の制度上の違い

接骨院や整骨院は、医療機関である病院・診療所とは制度上の位置づけが異なります。施術を行うのは柔道整復師で、日本整形外科学会は、柔道整復師は医師ではなく、あん摩・マッサージ、はり・きゅうの資格と同じ医業類似行為の資格であると説明しています。

比較する項目病院・診療所接骨院・整骨院
対応する人医師柔道整復師
制度上の位置づけ医療機関医業類似行為を行う施術所
主な業務範囲診察・診断・投薬・手術・リハビリテーションなど外傷による捻挫・打撲などの施術、骨折・脱臼の応急処置
画像検査・診断エックス線撮影やMRIなどをもとに診断を行う診断は行わない
健康保険の取扱い保険診療の枠組みで扱われる骨折・脱臼は緊急の場合を除き医師の同意が必要

柔道整復師の業務範囲は、外傷による捻挫や打撲に対する施術と、骨折・脱臼の応急処置とされています。変形性関節症のような慢性疾患は取り扱えないことも、日本整形外科学会が示しています。

厚生労働省は、療養費の対象となるのは骨折、脱臼、打撲および捻挫であり、骨折と脱臼については緊急の場合を除きあらかじめ医師の同意を得ることが必要だと説明しています。単なる肩こりや筋肉疲労への施術は対象外です。

また、医療機関で同じ負傷の治療を受けている期間は、柔道整復師の施術を受けても療養費の対象にはならないとされています。並行して通う場合は、この取扱いを知っておく必要があります。

どちらが優れているかという話ではなく、役割と制度が異なるということです。事故のあとに骨折や神経の症状が隠れていないかを確かめる工程は、診断を行う医療機関で受けることになります。

参考:厚生労働省「柔道整復師等の施術にかかる療養費の取扱いについて」

初診で医師に伝えるとよいこと|受診前に整理しておく情報

初診では、事故の状況と症状の経過を具体的に伝えられるほど、診察や検査の組み立てがしやすくなります。消防庁も救急要請の場面で、事故の状況やその後の変化を伝えることを求めています。

受診前に、次のような点を思い出せる範囲で整理しておくと役立ちます。すべてがそろっていなくても、分かる範囲で伝えれば構いません。

  • 事故がいつ起きたか、どの方向からどのような衝撃を受けたか
  • 自分がどの座席にいたか、シートベルトやヘルメットを使用していたか
  • 事故直後に意識を失った時間や、記憶が抜けている場面があったか
  • どこに、いつから、どのような痛みやしびれが出ているか
  • 受傷後に症状がどう変化したか(強くなった・場所が移った等)
  • 持病、服用中の薬、これまでのけがや手術の経験

持ち物としては、健康保険証やマイナンバーカード、お薬手帳があると手続きが進めやすくなります。消防庁も、救急車を呼んだ際に用意しておくと便利なものとしてこれらを挙げています。

普段から相談できるかかりつけ医がいる場合は、そこへ経過を共有しておくことも選択肢です。厚生労働省は、かかりつけ医をもつと大きな病院への受診など判断に困ったときに相談できると説明しています。

初診時には、次の受診をいつにするか、どのような症状が出たら早めに連絡すべきかを確認しておくと、その後の判断がしやすくなります。経過のみかたは状態によって異なります。

参考:厚生労働省「上手な医療のかかり方.jp|「かかりつけ医」ってなに?」

事故で起こりうる怪我を部位別に把握しておきたい場合は、次の記事で整理しています。

よくある質問

交通事故のあと、何日以内に受診すればよいという決まりはありますか?

公的に一律の日数が定められているわけではありません。ただし首の症状や頭部の病態、こころの症状は、受傷から時間が経ってから目立ってくることがあると学会や公的機関が説明しています。症状がはっきりしない段階でも受診の時期を決めておくと、経過を追いやすくなります。

救急車で搬送されたあと、あらためて受診したほうがよいですか?

搬送先での対応は、その時点で必要な処置と評価が中心になります。帰宅後に痛みが出てきた、症状が変わってきたという場合は、搬送先で受けた説明の内容を持って、あらためて相談することが検討できます。次の受診の目安を退院時に確認しておくとよいでしょう。

同乗していた子どもが元気そうに見える場合はどうすればよいですか?

消防庁は、子どもについても「交通事故にあった(強い衝撃を受けた)」を救急要請を検討する項目に挙げています。見た目に元気でも、頭を強くぶつけた場合や様子がいつもと違う場合は注意が必要です。判断に迷うときは、子ども医療電話相談事業(#8000)が利用できます。

かかりつけの内科でも診てもらえますか?

相談すること自体は可能です。そのうえで、けがの内容によっては整形外科や脳神経外科などへの紹介という流れになります。厚生労働省も、かかりつけ医は判断に困ったときの相談先になると説明しています。日頃の持病や服薬状況を把握している点は利点です。

診断書は誰が作成するものですか?

診察した医師が作成します。記載内容は診察や検査の結果に基づくため、受診が遅くなるほど受傷時の状態を医学的に評価しにくくなる場合があります。必要な書類の種類や提出先は状況によって異なるため、保険会社や警察など、それぞれの窓口へ確認してください。

まとめ

交通事故のあとに行く病院は、まず緊急度で分けて考えます。意識・呼吸・出血に異常がある場合や強い衝撃を受けた場合は、診療科を選ぶ前に119番通報が優先され、迷うときは#7119やQ助が判断の手がかりになります。

自力で受診する場合、骨や関節、筋肉、神経のけがは整形外科が中心になります。一方、頭部・顔面の外傷や胸腹部の臓器の損傷は整形外科の扱う範囲ではないため、脳神経外科や形成外科、救急科などが関わります。

受傷直後に症状が目立たなくても、首の痛みや頭部の病態、こころの症状は時間が経ってから現れることがあります。症状の出方や経過には個人差があるため、自己判断で様子をみ続けず、経過を医師と共有しておくことが役立ちます。

接骨院・整骨院は柔道整復師が施術を行う施術所で、診断を行う医療機関とは制度上の位置づけが異なります。骨折や神経の症状が隠れていないかを確かめる工程は、医療機関での診察と検査によって進められます。

まずは事故の状況と症状の経過を整理し、気になる部位に対応する診療科を確認したうえで、近くの医療機関へ相談することから始めてみてください。

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  • 本記事の医療情報は一般的な情報提供を目的としており、医師による診断や治療に代わるものではありません。気になる症状がある場合は、医療機関へのご相談をおすすめします。
  • 医療・健康に関する情報は変更される場合があります。実際の受診・治療については医療機関へご確認ください。
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